子どもの大規模調査基盤構築と親子のインタラクション評価

開 一夫

東京大学 大学院総合文化研究科

教授

子どもと養育者との関係性を客観的指標に基づいて定量化することを目指します。具体的には、親に対する質問紙調査だけでなく、子どもと親の両者を対象とした実験室実験・オンライン実験パラダイムを構築することで、長期縦断的な視点から社会関係資本の在り方を探ります。

具体的には、「自己」や「他者」の弁別・同定に関わる基礎的認知機能を視覚探索課題やドットプローブ課題を通して明らかにし、「他者」に対する親密度がインタラクションを通してどのように変化するのかを明らかにします。